VIDEO Steam Deckの出荷から数か月が経ち、Steam Deckを手にした多くのユーザーからたくさんの感想が寄せられていることを非常に嬉しく思います。 チームでは皆さんの写真や動画を通じて、皆さんがどこで、どのようにDeckを使用し、どんな風にカスタマイズしているか、そして何をプレイしているのかを見るのを楽しみにしています。 これからもどしどしお送りください!
私たちは、現在も修正すべきバグや追加すべき機能をリストアップし、作業を続けています。 また、ユーザーの皆さんの声にも常に注意を払っており、ここ数か月の多くのアップデートで、ユーザーフィードバックを直接取り入れました。 フィードバックもどしどしお送りください! それでは、先週リリースした
大型アップデート を含む、
前回の動画の投稿 以降にリリースしたアップデートの概要を紹介します。
ロック画面 ロック画面の追加は、社内外からかなり熱望されていた機能でした。 今後、プレイヤーはタッチスクリーンやコントロールを使用してPINを設定することができ、スリープ解除時、起動時、ログイン時、デスクトップモードへの切り替え時のいずれか、またはすべてでPIN入力画面が表示されるように設定できます。 この機能により、特に何でも触りたがる小さなお子さんや兄弟がいるご家庭でも、少し安心できるのではないかと思います。
キーボード 引き続き、Steam Deckのオンスクリーンキーボードの改善を行っています。 最近、ローカライズされたキーボードを追加し、合計26言語とレイアウトがサポートされるようになりました。 プレイヤーは、複数のキーボードを有効にすることができ、キーボード上に新たに追加された地球儀ボタンを使用してそれらを切り替えることができます。 中国語/日本語/韓国語のキーボードは現在準備中ですが、間もなく公開予定ですのでお楽しみに。
実績 実績ページがSteam Deck用にアップデートされ、読み込みが速くなり、操作も簡単になりました。 プレイヤーは、個人のデータとグローバルデータを切り替えたり、新たに追加されたドロップダウンを使って、同じゲームをプレイしているフレンドと実績を比較したりすることができます。
複数のウィンドウをサポート Steam Deckに、複数のウィンドウを持つゲームとアプリケーションのサポートが追加されました。 ゲーム内からSteamボタンを押すだけで、ゲーム内オーバーレイに、アクティブウィンドウを切り替える新しいオプションが表示されます。 この機能は、特にWebブラウザーやランチャーを利用するゲームなど、複数のウィンドウがあるゲームやアプリで役に立ちます。
外部ディスプレイ Steam Deckと互換性のあるUSB-C外付けドッキングステーションをさらに増やし、Steam Deckのインターフェイスをさまざまなサイズのモニターに対応させるための作業が進行中です。 インターフェイスを外部ディスプレイに表示する際に、1280x800の仮想解像度にスケーリングするためのアップデートを最近リリースしており、現在も外部ディスプレイのサポートを改善するための作業を続けています。
アプリごとのパフォーマンスプロファイル Steam Deckには、ゲーム体験のカスタマイズを楽しむプレイヤー向けに、フレームレート(および近日中にリフレッシュレート)やTDPなどの設定を微調整するための機能が多数組み込まれています。 最近、ゲームまたはアプリごとに設定を保存する機能が追加されたため、プレイヤーはゲーム間で設定を手動で切り替える必要がなくなりました。 これは、Steamゲームだけでなく、ショートカットとして追加された非Steamゲームでも機能します。
オフラインモード オフラインモードは、最近のアップデートで改善されました。オンライン/オフラインモードの切り替えが速くなり、アクセスが容易になり、オフラインモードでのみ発生していた多数のバグが修正されました。
Remote Play Steam DeckのRemote Playにおいては、Deckのシステムボタンを期待通りに動作させるための修正や、ストリーミングを停止するUIオプションの追加、ホーム画面の「最近プレイしたゲーム」リストにストリーミングしたゲームを表示させるための変更など、必要なアップデートが行われました。
Remote Play Together Remote Play Together(隣に座っているかのように、他の人のゲームにリモートで参加できるようにする機能)がSteam Deckで完全に機能するようになりました。 これには、Remote Play Togetherセッションのホストと参加の両方の機能が含まれます。
冷却ファンの動作のアップデート Steam Deckでは、新たにOS制御の冷却ファンの特性曲線が採用されました。これにより、効率やレスポンスが向上し、使用率の低い状況ではより静かになります。 冷却ファンの動作を以前の設定に戻したい場合、「システム」>「設定」からいつでも切り替えることができます。 冷却ファンについては、今後も改善を続けていきますので、皆さんのご意見をぜひお聞かせください。
調整可能なリフレッシュレート ゲーム内の画面のリフレッシュレートを、40〜60Hzの間ですばやく調整できるようになりました。 これは、フレームレート、ゲームクオリティ、バッテリー駆動時間の最良のバランスを見つけるにあたって画期的な機能です。 そしてもちろん、ゲームごとの設定および保存が可能です。
さらなるOSアップデート OSレベルで行ったその他のアップデートには、スピーカーの最大音量の引き上げ、ゲームで選択できる内部画面解像度オプションの増加、microSDカードのクイックフォーマットなどがあります。
SDカードのサポート SDカードの機能についても、ブートデバイスとして使えるようにしたり、フォーマット時間を短縮したり、偽造された可能性のあるSDカードをフォーマット前に検出するチェックを追加したりするなど、さまざまな改善を加えました。
Windowsサポート 過去数か月間でいくつかの重要なアップデートをリリースし、Steam DeckのWindowsでのエクスペリエンスを改善しました。 Windows 11のインストールを可能にするfTPMサポートを追加したアップデート、 およびWin10と11用のオーディオドライバーをリリースしました。すべての情報は
こちら を参照してください。
その他 他にも、Steamハードウェア調査の追加、膨大な数のゲームを所有するユーザーのSteamライブラリのパフォーマンス改善、特定の通知タイプに対するピン留め機能の追加、コントローラコンフィギュレーターの多数の更新、その他多くの一般的な品質改善など、多数の変更と修正がSteam Deckに加えられました。 これらの変更に関するすべての詳細は、
こちらのパッチノートの投稿 でお読みください。
Deck Verified 最後に、Deck Verifiedプログラムに関するお知らせです。なんと、Steam Deckのプレイ可能タイトルと確認済みタイトルの数が3,000を超えました。
新作や旧作のテストを着実に続ける一方で、基礎となる技術開発も継続しています。 チームは最近、
Proton-7.0-2 をリリースし、多くのタイトルのサポートを追加、改善しました。7.0-3の開発にもすでに取り掛かっています。
ゲームのサポートについて言えば、タイトル間の互換性が向上しているのは、私たちの取り組みだけではなく、開発者の方々による多大な努力のおかげであることを強調しておきたいと思います。 Deckでのユーザーのプレイ時間順に並べた先月のトップ10のタイトル
* は、すべて「確認済み」ですが、それは業界全体での取り組みの結果、実現したものです。これらの10タイトルのうちの4つは、以前まで「非対応」や「プレイ可能」でした。それらが「確認済み」になったのは、開発者側からのDeckでのエクスペリエンス改善の取り組みのおかげです。 ここではこれらのタイトルを取り上げていますが、同じ取り組みはSteamの膨大な過去のカタログでも行われています。
今回はここまで 本日のアップデートは以上ですが、いつものようにこれからも続々とリリースしていきますのでお楽しみに!
* 『Aperture Desk Job』、『The Binding of Isaac: Rebirth』、『Elden Ring』、『Hades』、『No Man's Sky』『Rogue Legacy 2』、『Slay the Spire』、『Stardew Valley』、『Vampire Survivors』、『The Witcher 3: Wild Hunt』。 このリストにある幅広いゲームを、私たち以上に皆さんにも楽しんでいただければ幸いです。